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  • 2020.05.16 Saturday
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祖母が亡くなった。


 明日葬儀だが、斎場が愛知県のため、両親から出席しないようお願いされてしまった。
 公共交通機関を使うことが憚られるというなら、レンタカーを借りてでも駆けつけるつもりだったが、やはり遠慮してほしい……と。
 つらい。

 

 正直、新型コロナ騒動でオレ自身はほぼノーダメだった。
 仕事は普通に回っているし、オレも周囲も誰も感染していない。せいぜい、買い物がちょっと不便なくらいだ。マスクもティッシュもトイレットペーパーも買い置き分が潤沢で、買い占め騒動は鼻で笑って眺めていた。
 外出時にはマスク、手洗いうがいを欠かさずにはいるが、内心「早くこの馬鹿騒ぎが終わらねーかなー」と思ってた。
 その程度の認識だった。

 

 まさか、東京に暮らしてるってだけで、ばあちゃんを見送る事が出来なくなるなんて、思いもしなかった。
 両親も大病を患っている。ただでさえ心労を抱えているところを、オレのわがままで悩ませるわけにはいかない。
 だから、諦めるしかないけれど。
 つらい。

 

 もう十三回忌も終わった亡祖父の葬儀の時は、兄や従兄弟と棺を担いだ。
 今回はそれができない。無駄に大きな体が、なんの役にも立たない。
 あんなに世話になったのに、認知症が進行して施設に入所してからは、一度も会いに行けなかった。
 今年こそは、今年こそはと思いながら、結局そのままだ。
 施設入所の前年、最後に会った時にはもう、オレのことがわからなくっていたけれど。
 それでも、一度くらい、顔を見に行くべきだった。
 ばあちゃんが最期を迎えた部屋がどんな場所なのか、オレは知らない。そこで過ごした姿を見たことがない。

 

 病院の車椅子でうたた寝している姿が、最後の記憶だ。
 そしてもう、永遠に顔を見られない。

 

「ヒロ、よくきた」
「ヒロ、彼女できたか」
「ヒロ、きてくれてありがとな」
 まだクリアだった頃は、帰省するたび顔をくしゃくしゃにして出迎えてくれた。東京に戻るときは、姿が見えなくなるまでずっと見送ってくれた。
 帰省のたびに小遣いを渡されて、ばあちゃんオレもういい年したおっさんだよ、給料ちゃんと貰ってるよ、と伝えるのだが聞いてくれなかった。
 オレはなんにも返せていないのに。
 毎年、敬老の日に花を贈っていたけれど、あんなのはただの自己欺瞞だ。その上もう二度と、なにも贈れない。
 最後の見送りすら、できない。

 

 ばあちゃんごめん。
 ほんとにごめん。

 

 いつかあの世でまた会えたら、ちゃんと顔を見て謝るよ。
 そしたら、ばあちゃんの得意だったサツマイモの天ぷら、また食わせてほしい。
 そのときまで趣味だった土いじりでもして、待っててくれな。

 

 ばあちゃん。またね。

 


八王子散策

 久々の更新。
 諸事情あって豊島区から引っ越し、八王子へ移住しました。その際の顛末について、特に一人でレンタカーにて60箱以上の段ボール(ほとんどがマンガ)を運搬した行程について、甲州街道ぶらり往復記として残したくもあるのだけれど……まあ、別の機会に。
 今回は引っ越してから一ヶ月あまり、ようやくちょっと出かけるくらいの余裕が出来たので、八王子らしい所を訪ねよう! と思い立ち、選んだのが。

(c)http://toromi.ciao.jp/

 萌え寺かよ、という。
 ……いや、自転車でひょっ、と行ける距離だなあと思い立ったので、行ってみただけの話なんですけどね。

山門と案内

 何度かネットで情報に触れたことはあったのですが、実際に行ってみると、思った以上に小じんまりとした、普通のお寺さんでした。
 短い参道にちょいちょい萌え看板があるなあ、くらいだったんですが、本堂の脇にはオタショップかと思うようなコーナーが……あ、ペット墓地の墓石が可愛かったです。

もしくはサークルブース

 そして、最初は気にも止めなかった絵馬コーナー。よくよく見たら『魔弾の王と戦姫』の原作イラストレーターさんと、『楽園追放』の監督さんの絵馬が……(笑)。

魔弾の王と戦姫と電脳天使

 この寺が話題になってからそれなりに時間が過ぎましたが、こうして今も訪れている業界関係者もいらっしゃるんだなあ、と感慨深く思いました。そうそう、『ねこのこはな』の応援絵馬もありまして。達者な絵でしたが、作者本人ではなさそうだったので割愛。

 なお。『楽園追放』は、八王子の映画館では上映しません(苦笑)。


ボツってばかりの日々だった

本”妻”転倒3b
 HDDをほじくり返していたら、旧サイトに載せた4コママンガが出てきた。タイムスタンプ見ると、これ6年前か……その間に世間じゃ色んなことがあったけれど、なんの進歩もしてねえなオレ。
 このマンガも単行本1冊分くらいのざっくりとした流れや、脇役とかは思い浮かべていたわけですよ。旦那は多角経営している飲食グループのうちロシア料理の店の雇われ店長で、従業員とのあれやこれやがあったり。妻は酔ったり極度に緊張すると目が開いて美人になるとか、実家に問題があってアダルトチルドレン気味だとか、幼馴染である旦那が昔からモテ過ぎたせいでイジメにあってたとか。タイトルが『本“”転倒』。まんまやね。
 でもまあ実際に話を進めようとすると、1本1本のネタが思い浮かばず、お蔵入りしたのだった。そんなんばっかりや。
 

ブログ量産のために(2)

 さて、前回「ブログ量産のために」と銘打っておきながら、速攻で長々と放置(ん? 変な文言やな)してしまったわけだが。「(1)」と題打った以上は続きも書かねばなるまい。引き続いて15分でな!

 前回、多少オーバーしてしまったとは言え一つのエントリを短時間で書き上げることができ、調子に乗ったオレは「じゃあ次は掌編小説でも書くか!」と思った。思ってしまった。これがいけなかった。
 前回も少し書いたけれど、ブログの文章……雑記やレビュー、感想などと、小説とは、別物であり過ぎた。どっちが上とかでなく、方向性が違う。それは骨の髄までわかっていたはずなのに、ちゃちな完成体験で目が眩んでしまったんだねぇ。

 1000文字で一本の小説、それなら4コママンガを文章化したようなものでいいか。
 そう思い、簡単な筋立てを考え、なんとなれば量産できる設定もぼんやり思い浮かべつつ、さあタイマーをセットして書き始め……200文字前後で停止。
 まず、登場人物を描写しようとして、脳内にあるイメージを文章化するにあたって、すらすらと文字が出てこない。えーと……小柄で……浅黒い肌で……髪が……ううう。
 いったんそこは置いておいて、じゃあ主人公が呼びかけるとしよう。セリフが……うーん主人公の一人称”俺”と”オレ”と”おれ”のどれがいいかなあ。
 んん、やっぱ設定もなにもかも曖昧なままじゃ書きづらいな。しょうがない、主要人物のデータくらいは体裁を整えよう。ん、でもそうすると世界観もある程度は……あれ、そうなるとコレを決めないわけには、となるとアレも、かくなればソレも。
 この繰り返しである。資料検索と称してgoogleぐるぐる。気がつけば縁もゆかりもないネトゲのwikiを端から読み耽っている始末。参加もしないイベントの詳細を知って、なにになると言うのか。

 ここまでで12分経過、750文字オーバー。あ、愚痴なら結構いけるね。
 まあとにかくそんなわけで(←文字数を稼ぎやすい枕詞)ブログ量産のための掌編小説乱造という目論見は、見事に泡と潰えた。残されたものは結構な量の、しかし取り留めがなさすぎて衆目に晒すことのできないメモ文書の山である。
 書きたい書きたいだけで書かない人々、いわゆるワナビーにありがちな罠に首までずっぽり。こんな感じで数年過ごしてきたんだよなあ。
 ていうかなんでオレは、全てのジョブの頭文字が被らないようにする、という作業だけで一週間潰しているのか。Sが、気がついたらSがついてるねん。


 ……以上で1027文字。所要時間17分。
 15分きっちりってのは、やっぱ難しいのんなー。


ブログ量産のために(1)

 長らく放置していたこのブログだけれど、べつに書くことがなかったわけじゃない。
 ただ、なんやかやあって、日常の事柄や思ったことなどを文字としてアウトプットする気力が湧かなかった。
 あとまあ、長編小説を一本仕上げる! と自分で宣言して自分なりに頑張ってみていたのだけれど、これが見事にダメだった。とにかく文章が出てこない。まとまらない。続かない。
 宣言した〆切日に至っても、書き出して数ページで止まったまま。”アカンかった”。もう、完全に空っぽ。

 しかしまあ学歴なし職歴なしでスキルなしときたら、もう書くことでしか自分を活かす術はない。それをなんとか、収入に繋げる手はないものか。
 株式会社クラウドワークスで募集していた案件を眺めていたら、1000文字程度のブログを量産せよ、という仕事が散見された。単価はおおむね、200円前後。もっと安いものも多い。
 試しにやってみたのが、以下。
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沢とアニメ

 ぐるぐるwikipedia巡りをしている時に、フと『沢』が見たくなりました。そういう苗字の誰かではなく、渓流とか小川とか湧水といった意味での沢です。なんでしょう、梅雨入りしたはずなのに夏みたいな日々が続いて、せせらぎでも聞きたくなったのでしょうか。
 親切なwikipedia先生は、ちょうど自宅から小一時間で行けそうな場所にある沢もピックアップしてくださっていました。それが荒川水系・妙音沢。ギラギラサマーな日曜日、ちょうど数時間ぽかんと空けられたので早速、向かってみます。
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映評『劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』

 カメラを忘れてしまったので写真はありませんが、シュタゲ劇場版を観てきました。
 劇場は角川シネマ新宿だったのですが、席の配置がフラットで、前の席の人の後頭部が邪魔でした。多分オレの後頭部も、後ろの人の邪魔だったに違いない。かといって浅く座ると、画面の下半分が前の席の人の頭で埋まるし……普段よく行くバルト9では、こういうことはないのですけれど。
 なんであんな席配置なんでしょう? 謎。
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マルチな

 ネットプリントをしに、セブンイレブンへ。

 先客あり、仕方なく雑誌を立ち読み。
 ややあって、コピー機が空いた。メニューを選択して、USBメモリを挿して……小銭がない、両替を頼もう。レジを見ると、店員さんはヤマト運輸の人と、大量の宅配便の処理に追われている。仕方なく雑誌を立ち読み。
 やっと空いた。両替をしてもらう。その間に、コピー機の前にはお婆さんが。なにやら大量そう……仕方なく雑誌を立ち読み。
 お婆さん、コピーに不慣れなのか手こずっている。あ、店員呼んだ。そうこうしている間に、別な老夫婦が来店。コピー機のそばに。二人の手には、大量の紙束。

 オレは立ち読みしていた雑誌を閉じ、そっと店を後にした。

 なにこれ。オレってば、両替して雑誌を立ち読みしただけの、迷惑な客じゃないの。



書かざるを得ない

 サボり過ぎた後で小ネタで更新てのもアレなのだけれど、

きゃーエシディシ様ー

 エシディシ様のコレについてだけは、取り上げざるを得ないんだぜ。




映評『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』

  実家から帰った翌週にはTRPGのセッションで準備に追われ、翌週はテレビとレコーダーを買い換えたので設置や調整で終わり、気がつけばまるっと3週間経過。うーん、継続的にブログを書き続けるのって、難しい。
 今週はぽかっと時間が空いたので、年末恒例のライダー映画を観てきました。今年も面白かった!



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